Songs magazine Vol.4 と京ジェとSixTONESと。
2022年1月25日。
Songs magazine 特集内容発表。京ジェ表紙の段階で買うに決まっていた。なんならその時点で読む用と保存用の雑誌を買うときの自分の恒例購入ルートを一瞬で想定した。それくらい、普段から京ジェ狂を名乗るものとして買う理由しかない雑誌だった。
2022年2月4日。
表紙画像公開。反応はツイートで記録してる通り。
これは紛れもなく"""歌で繋がる相棒京ジェ"""………普段並ぶと素敵に際立つ体格差も、麗しさと雄々しさの対比も、音楽のもとではとことんフラットで対等な京ジェ………………このふたりが中心軸にいるSixTONESの音楽が最高だって写真の放つ美しい強さだけでわかる……… https://t.co/b3Z1ALMLkh
— aim (@tomatones1203) 2022年2月4日
ただでさえ10cmも身長差がある大我さんがジェシーに"包まれてると見せかけて支えてる側"って構図が大好きなのに、ウェットxおでこ出しの色気とすっぴん感強めなスタイリングがあまりにも"対等な歌の相棒"仕様で。京ジェの概念が詰まっている…音楽と人2021年1月号が蘇るけど進化してる…これが表紙…
— aim (@tomatones1203) 2022年2月4日
素だとおもちに擬態してもちもちぽよぽよ寄り添いあって「たいがのおなかがすき」「へやいっしょになろうね」とか言ってるのに(そしてそれもどうしようもないほど大好きだけど)ひとたび音楽を中心に捉えてしまえば、自然体のまま誰も敵わない最強の2人になるところが本当に本当に好き。京ジェが大好き
— aim (@tomatones1203) 2022年2月4日
”買わない”という概念自体を脳内から抹消した日(言い方)
そしてやってきた2022年2月15日。
突然だけど念願でしかない大我さん供給過多になんとか心身を慣らそうと必死な時分。とんでもないテキストを受け取った。
まず最初から私がやられるのは”””最愛の京ジェ × 最愛の上甲さん”””のテキストであるという点。
上甲薫さんというライターさんがどれだけ素敵なインタビューをされる方で、私がどれだけ上甲さんを敬愛しているかは 私のぶろぐなり、ツイートなり、勝手にまとめてるSixTONESバイブルリストなりを見てもらえばすぐわかると思う(のでここでは特別な説明しない)。
しかも大我さんとジェシーそれぞれのソロインタビューをしてくれる上甲さんが特別大好きなんだから、京ジェ2人と上甲さんなんてもう好きしかない。単純に考えても好きの3乗だけど正直そんな程度では表せないほど”好き”しかないくらい、そもそものセッティングが私得でしかない最高なインタビュー。当然内容も最高を更新した。
CITY期以降、ドル誌以外にも有難いことに出突っ張りなSixTONESのおかげで、これが共鳴期取材ほぼ初の発売だということには読み始めてから気がついた。だからこそ新鮮味も強かったけど、共鳴期の雑誌ラッシュが終わっても印象に残るであろうフレーズがいくつもある。
あとめちゃくちゃ細かいけど、京ジェ二人の言葉を書くときのキャプションが「京本・ジェシー」とかじゃなくて「ふたり」なのがすごく可愛いという印象の残り方なんかもある(そこ)
まず京ジェふたりのインタビュー。
例えば、「焦燥抱いて競争?よしましょう然様なら」は共鳴の中で一際好きなジェシーパートなのでジェシー自身も手応えを感じてるのがめちゃくちゃ嬉しかった。あそこは"ジェシーが"日本語を歌ってくれることの意味が詰まったフレーズだと思うし今後のアレンジも楽しみでしかない。
初めて横アリで共鳴を聴いたときの「ただただ難しい曲だなぁという感じ」という上甲さんの感想は全くの同感で思わず笑ってしまった。この2月半ばの段階で、ライブの共鳴→夜叉姫で流れる共鳴→ラジオオンエアの共鳴→mvの共鳴→少クラの共鳴、と味わえているけど、今までの曲の中で一番、段階的に愛情を感じさせてくれる曲だなと思っている。複雑な分、瞬発的に理解したり感情を動かされることは難しいけど、理解していけばいくほど、そしてSixTONESもパフォーマンスの精度を上げていけばいくほど、6枚目にふさわしい新たな武器として愛しく、これ以上ない頼もしさを発揮する楽曲なんだと思う。
インタビュイーが未だ自分でも気づけていない感情や考えを引き出すことこそインタビュアーの腕の見せ所だと思っているので、大我さんから「へぇそうなんだ!」を引き出してそこをきちんと文字に起こしてくれてるところは大好きで大信頼の上甲さんだった。たろぴの「そんなこと考えたことなかったですね」を引き出した阿刀さんと並ぶ好き度(n度目の言及)。
そして共鳴と絡めつつ、急に展開する話題が大我さんの沸騰ワード山登りで、そこから京ジェを広げてくれる上甲さんも好きすぎて笑うしかなかった。もう痒いところに手が届くどころではない。なんでそんなところ触れられるんですかって域なのが本当に好き。
この京ジェふたりの場で、SixTONESの音楽について紡がれる「今年も充実した冒険をしていきたいです」は大好きな大我さんらしい語彙でとても印象的。やっぱりSixTONESとして歩んでいくことを”旅”と解釈していることは一貫してるんだなあとこれまでの言葉を思い出すし、目標を語るときにも素敵な比喩を織り交ぜる大我さんが大好き。
それに続くジェシーが理想とするSixTONESファンの楽曲の愛し方はすでに達成されてることだなと思って、また違うベクトルで嬉しかった。
カップリングが発表されるたびに誰かしらがアンケートをとってるのを見るんだけど、直近だと Call me / Make Up・Strawberry Breakfast / フィギュア・Bella / Lost City に代表されるスト担の好みの綺麗な三分化って本当に明確な事実としてあって。一番を選べと言われたらそれぞれの好みや意見があるけど、幅広いジャンルを表現できるSixTONESが好きという共通項がある上に、それがもたらすteam SixTONESの多面性と団結力のバランスが好き。
そしてさらにすごいのが京ジェそれぞれのソロインタビュー。
正直、共鳴が過去のシングルの中で一番賛否両論あるという感覚は、全肯定オタクの自覚を持ってTLを整えている私にもあって。共鳴が表題曲であること自体に思いがあったり、Waves Crashも入るのがわかっているからこそ、そちらの方向性を強く望む声があったりするのもわからなくはない。
でも共鳴が表題曲であるということはSixTONESの挑戦する姿勢の象徴であり、「挑戦する姿勢」を「SixTONESらしさ」と音楽と人で定義する大我さんを基盤に考えるのであれば究極に”6”枚目らしい選択だと私はここまで解釈をしてきた。
共鳴、初めて聴いた時はそこまで"6"枚目っぽくないなとか思ってたのにmvで確実に6人が大事にされてるし、カップリングが"今まで team SixTONESに人気だったジャンル全部ブラッシュアップしました!!"みたいなWaves CrashにFASHIONにGum Tape(曲概要印象でもわかる)なの、何よりも"6枚目"なんだよな…
— aim (@tomatones1203) 2022年2月5日
表題は明らかに新しいジャンルで、カップリングは人気曲の系譜を感じつつものすごい進化させてるの、多様なジャンルに果敢に挑みながらもファンの手を絶対に離さないでいてくれるSixTONESだと思うんだ…"自分たちのやりたいこと"の中にファン以外に響く音楽とファンと繋がる音楽を両立させるSixTONES…
— aim (@tomatones1203) 2022年2月5日
これを Songs magazine の京ジェに真正面から肯定された感覚。
ジェシーの言葉に共感したり尊敬の念を覚えることは多々あるけど、ソロインタビューの冒頭からジェシーの言葉にそうだよね?!やっぱり?!そう!!!!!!ってあんなに思ったのは初めてだったかもしれない笑
前述したようなこの共鳴期の最中、ROTでRAM-PAM-PAMとSpecial Orderに続くWHIP THATの背景にあるSixTONESの戦略を知り、Songs magazineでもジェシーにこの系統の楽曲についての見解を明言されることは本当に意味があるし、SixTONESの音楽を愛するteam SIxTONESみんなが知るべきことだと強く強く思った。
こと作品発表においてアーティストとファンの間には絶対に変えられない時差があって、それにばかり目を向けると不安になることもあるのかもしれない。でも所詮オタクが考えられることなんて全部杞憂なんだって、SixTONESは本当に地に足をめり込ませつつ視野を高く広く持った人たちなんだって、とてつもない安心感で包んで信頼させてくれる。わたしはそんな気持ちで心がひたひたになった。
ここまではジェシーの言葉を通したSixTONESの話だけど、もちろんジェシーのソロインタビューだから、上甲さんが果敢に挑む姿勢を崩すはずはなくて。
英語が流暢で歌も滑らかなジェシーが特に英語の発音に対して何も思ってないわけがないということ、ある種人間らしいジェシーを包み隠さず記録してくれたのはきっと上甲さんが初めて。その踏み込める力には本当に感嘆するばかり。ジェシーがシンプルな日本語を使うことで必要以上に真っ直ぐかもしれないここの描写は、上甲さんへの評価を含め、受け取り方が分かれるだろうなとは思った。でも私はジェシーの思考の全ての根源(特にメンバーへの考え方)は愛情だと思ってるので、たとえ表現や語順が強くても、終着点は必ずポジティブだって方を軸に受け取った。言葉はうまくないかもしれないけど、個人的な意見を押し付けることよりも現状の良いところを探そうとしてること、メンバーを尊重したいと想ってることは明らかだから。これは京ジェぶろぐを書いた時に京様の話をし続けるジェシーをポジティブに捉えてみたからこそ辿り着いた、ある種 訓練のいる考え方かもしれないけど笑
こんなの好きな人に対して甘いだけだと思われるかもしれないし、別にそれでいいけど、私は"真っ直ぐな脚色しない描写"も愛情を深めるきっかけとして捉えられるファンダムだと、ここは上甲さんに信頼してもらえているパートだなと思っている。言葉のプロがもっと柔らかい表現に直すことなんて簡単だけど、あえてそのまま届けられたんじゃないかと思えることは、媒体を通してしか彼らの思いに触れられない私たちには貴重なことだと思う。
そしてジェシーの「ハーフである」こととSixTONESの音楽性に関連性を見出す意識を引き出せたのも”””あの”””SODAソロを敢行した上甲さんだからだと思う。スタオベ期以降頻繁に言葉にされるようになったジェシーの自分の捉え方を一番最初に引き出したのは上甲さんだという事実を私は絶対に譲らない(誰)
続く高いキーと大我さんについて触れるジェシーさんは今週のROTの準備運動みたいで若干窒息しつつ()ありがとうございますな気持ちになった。
内容から離れて記事の構成方法にも触れたい。
テキスト上のインタビュイーの発言はソリッドであればあるほど良いと思っている人間なので、今回の上甲さんの質問がカットされてるソロインタビューのパートはある意味では私の需要に合っているのかもしれない。でも上甲さんだから、巧みなインタビューの運び方と言葉ひとつひとつの捉え方に信頼を置いている方だから、質問まで書いていて欲しかったと今回は心底思った。
そしてその思いが特に強かったのはジェシーのインタビューが玉置さんの話に展開したところ。大我さんも桜井さんの話をするから”影響を受けているアーティスト”という切り口なのは想像できるけど、今回の京ジェインタビューのタイミングでこの角度を選ぶ理由や上甲さんの受け取り方まで私は知りたい。急に私欲丸出しだけど。
それでも、この玉置さんの話でも脆さと儚さを垣間見せるジェシーが織り交ぜられていたのはやっぱり上甲さんらしい秀逸さで大好きだった。そしてなんでジェシーは未だに玉置さんに会えてないんだろう、なんなら大我さんのCoversの後に告知を見た”玉置浩二ショー”になんでジェシーはまだ呼ばれてないんだ!の気持ちになった(落ち着け)
そしてそしてジェシーよりさらに答え合わせをされた感覚の強い大我さんのテキスト。
大我さんのカップリングという存在の捉え方はまさに共鳴で特に言語化に至ってたことで震えてしまったし、その根拠をJr.時代から続くSixTONESの音楽への向き合い方で説明してくれるのは、どんなに近づいたように感じても敵わないのが大我さんで、いつまでも憧れでいてくれるのが大我さんなんだって実感にもなったからもう好きな気持ちが駆け巡るばかり。
そして相変わらず例えや比喩の精度が圧倒的に高い大我さんの表現力が大好きで仕方ない。あまりにもわかりやすい図式の説明。樹のCUTでのSixTONES概念図との共通項も感じるから、やっぱりSixTONESの表のブレインはほくじゅりで、影のブレインはきょもじゅりなんだと思う。大我さんらしくいくなら、マッドサイエンティストかもしれない(冷凍保存の話もあったばっかりだし)(急に闇属性に寄るな担タレ)
話を戻して()Strawberry Breakfastを「めちゃくちゃYouTubeの再生回数が伸びたわけではないけども」って言う大我さんには何かの間違いですか?って思ったのと共に、それだけ大我さんの見据えてる未来は壮大なんだって思えてワクワクしたし、同じteamにいる身として考えたら背筋が伸びた。
前半にリアレンジの話でBE CRAZYを出してくれていて、初期曲の話もスラスラと出てきてそうな印象の大我さんは、本当にSixTONESの始まりの音からずっと地続きでSixTONESの音楽を見つめて愛してるんだなってわかって最高に好きだった。しかもソロの方ではFASHIONからStrawberry Breakfastに戻るだけでなく、この星の音楽性とファンからの需要を認識してる話にまで繋げられる大我さん。本当に思慮深くて視野が広くて大好きな表現者。
ROTの「こんなに音楽できている今の環境っていうのは、理想的でしたし、理想以上」って言う大我さんと地続きなインタビューだった感覚もとても強い。その上で、そんな環境の中でも「アイドルだから」「限られた起源の中で120%出し切っていくのが仕事」って言うのは大我さんの最高にかっこいいアイドル観で改めて好きと尊敬を募らせた。
そして続く大我さんの中のSixTONESの楽曲イメージの話。「SixTONESの曲の主人公はあくまでジェシーベース」。
一際個人的な感想にはなるけど、これが一番衝撃的な”答え合わせ”をしてもらった瞬間で頭を抱えた。
→楽曲内でジェシーが"SixTONESとは"を担い、大我さんが"この楽曲とは"を担うの本当によくわかります。ジェシーがどの楽曲でも安定した"ジェシー性"を担える、いわゆる名前のある声をしているのに対して、大我さんは楽曲ごとに違う自分を仕立てて憑依するように声を操る人だと思っています。 https://t.co/uIb2h2ezo3
— aim (@tomatones1203) 2021年8月5日
そして大我さんがこれだけ多様な表現に果敢に挑戦できるのは"ジェシーがいるから"。歌の安定性でも英語の発音でも、中心軸としてSixTONESの定義を定める歌のジェシーが隣にいるから、大我さんはSixTONESの音楽的挑戦を先導する自分らしい歌を選べる。だから京ジェにはSixTONESで隣にいてほしいです。
— aim (@tomatones1203) 2021年8月5日
大我さんの楽曲ごとのアプローチの変化が意図的であるっていうのは新曲プロモのたびに聞いてるけど、特に音楽と人 2020年8月号の大我さんがとても素敵で(宣伝すな)あの唯一無二な音楽と共にする生き様さえもネガティブさが起点なんだなって愛しくなる。そして殊更自分が表現する側にまわるときには
— aim (@tomatones1203) 2021年8月5日
音楽に関してたくさんたくさん思考を張り巡らせてる大我さんに対して、ジェシーは思考を排除した本能で歌と向き合ってる感覚ばかり受けるのも本当に好き。これも10cmの対比という感覚。ジェシーにとって"裏切らないもの"であり"わかりやすい方が好き"と語られる音楽に思考を絡めてしまうと
— aim (@tomatones1203) 2021年8月5日
崩れる脆さがあるのかもしれないという深淵も垣間見えつつ。やっぱりきょもほくには"重なる"とか"表裏"とか言いたくなるけど、京ジェはどこまでも"組み合わさる"ふたりなんだと思うしそれが本当に大好き。違うから"理解"はあまりしてないけど、違うから組み合わさるし組み合わさって新しいひとつになる
— aim (@tomatones1203) 2021年8月5日
大我さんの中でも デビュー以降強まる京ジェの絆を象徴してるようなことで、自分がSixTONESに抱いている気持ちの答え合わせをしてもらえるなんて、あまりにも幸せでどうしていいかわからないくらい。
SixTONESをこんなにも好きでい続けて、い続けるどころか日々もっと好きになっていく大きな理由はやっぱり、この意図せず答え合わせをしてくれてしまう力だと思う。
そしてその中でも、自分なりに解釈して胸をいっぱいにさせて受け取った想いの先にいてくれる大我さんが大好きで仕方ない人なんだな、自担なんだな、と再確認した感覚。
さて、ここまでで6000字強()でもここで終われないから今回のSongs magazineは本当にすごい。
上甲さんによるFeel da CITYライブレポ。
普通に考えたらあって当然なのに、全く想定できていなかった「上甲さんがSixTONESの最新現場にいた」という事実に私はまず歓喜した。そして音楽と人の金光さんと竹内さんと阿刀さんも同じ場(もしかしたら隣)にいたことも考えてさらに歓喜(特殊)
このライブレポ、まず導入で上甲さんは事前にSixTONESからライブについて伝えられたことについて触れる。そしてそれを丁寧に心に留めて会場に行ってくださった描写は本当にさすがとしか言いようがない。
音楽と人が大好きな話をするときに私は”関係性を積み重ねてくれる”という言葉をよく使う。上甲さんは所属雑誌が固定されているわけではないけど、間違いなくSixTONESと確かな関係性を積み重ね築き上げてきてくれている方で、もしかしたらSixTONESとの歴史はドル誌を除いて最長と言っても良いのかもしれない。その過去の積み重ねの上に成り立つ関係性と、過去をきちんと地続きで意識し、取材と取材の合間もSixTONESの変化を追い続けながら、次の表現に生かしてくれるところがこの導入だけ見ても滲み出ている。そんなところがとてもとてもとても好き。
でももっとすごいのはもちろんライブレポ本編で。
もうこれは全スト担 読んでくれとしか言いようがない。テキストの中で特に好きなフレーズを選べと言われたってできない。1行1行がファンと第三者の視点を行き来した絶妙な位置から語られ、それも素敵にポエティックかつわかりやすい言葉で綴られていることを私ごときの語彙力では要約することができない。というかしたくない。とにかくどれだけ最高かは読めばわかる。
横アリ公演にも運良く行けて今期のライブレポをたくさん読んだ中でも、私が一番”セトリを聞き返したくなった”レポだと言うことで、どれだけ深い洞察力と愛あるリスペクトが表れたレポか、伝わったらいいなとは思う。
そしてそうは言いつつ、自分にしか書けない感想を綴るなら。きっと"""Songs magazineのライブレポを音楽と人と比較してどう感じるか”””ということは具体的なネタバレをせずとも誰よりも書ける。
音楽と人 2022年3月号に掲載されたFeel da CITYレポは、”普段からSixTONESの取材を担当しているライター3人それぞれによる3つのライブレポ”という衝撃的かつ他誌とは一線を画したものだった。元々音楽と人への思い入れが人一倍強いこともあり、もう今期このレポが超えられることはないと私は高を括っていた。
でも同等かつ違うベクトルに最高なレポを上甲さんはSongs magazineで届けてくれる。
2つのレポの1番の違いは、”SixTONESに対する理解とその表現”が辿る道筋だと思う。
それぞれの方法と時間で強固なSixTONESとの関係性を築き上げた上で、今回のライブを描写していることは両誌の共通項。
でも音楽と人とは2020年夏というデビュー後から関係性を構築していて、その中でSixTONESの”人”の部分を、必ず”音楽を通して”掘り下げてもらってきた。そして金光さん竹内さん阿刀さんのお三方がSixTONESのライブを観るのは今回が初めてだった(さらに言えば、金光さんはKinKiを長年見てらっしゃるけれど、阿刀さんは20年ぶりのジャニーズとおっしゃっていたし、竹内さんもジャニーズのライブ経験が多いとは考えにくい)。
対して上甲さんは元々嵐をはじめとする他のジャニーズグループのインタビューも担当してきているし、SixTONESのライブ、個人の活躍、そして一人のアイドルとしてのSixTONESをJr.時代から幾度となく紐解いてきたという積み重ねがある。それは2019年5月以降のSODAでの(最高で最強な)インタビューの数々を読めば一目瞭然。
優劣は絶対につけられない。でもSixTONESとの間にそれぞれ違った関係性が築かれているからこそ、このレポたちは違う層に響き、2誌合わさればある種 補い合い、より広いオーディエンスにSixTONESのライブの魅力を再確認させてくれるものだと思う。
音楽と人での3つのレポはおそらく、ファンの中で考えたら 元々ジャニーズ以外も音楽が好きな人、SixTONESの音楽に心惹かれてからその裏付けとなるSixTONESの人間性や関係値に目を向けた人、つまり可能性としてはSixTONESの音楽が本格的に始動したデビュー以降から興味を持った人 に刺さる確率が高いと思う。
もちろん必ず全部に当てはまるとは言えないけど(例えば私は音楽自体が大好きでSixTONESを”好きでい続けている”理由は音楽だけど、SixTONESを好きになったきっかけは音楽じゃないし、好きになった時期もギリギリデビュー前)、少なくとも金光さんたちはこういう立ち位置からSixTONESを見てくれてる方々で、この要素を基盤としているからこそ見えるSixTONESを表現してくれる。
だからこそ、これからSixTONESの音楽性に気づいて惹かれる人の存在や、そういう人が持っているかもしれない固定概念をSixTONESがどう覆すのか、示唆してくれる力もあるレポだと思う。
対して上甲さんのレポは、SixTONESの音楽も好きだけど、何よりあの6人が大好きな人、”あの6人が”表現してくれるものだから感情が動かされる人、日々積み重なっていく6人の細かい歴史まで大事に抱きしめていたい人、そしてそれら全てを踏まえて”アイドルSixTONES”という存在を解釈したい人に特別響くテキストだと思う。
これは上甲さんが一人の人間/アイドルとしてのSixTONESを長く見てくれているから書けるもの。音楽と人は”””音楽を奏でる6人”””という”人”の解像度を上げてくれるのに対して、上甲さんは”””(音楽はあくまでもひとつの構成要素である)アイドルとして生きる6人”””を鮮明にしてくれる方だと思うから。
アイドルという概念への理解が深いからこそ、適度な客観性を失わないまま、ファンが寄り添ってもらっていると感じやすい描写が多分にあるし、自分が担当を推していることを誇らしく思わせてくれるような感覚さえくれる(これは6人ひとりひとりについて書いてくださっているパートで顕著に抱ける感覚)。
私は当然両者の響くターゲットにこれ以上なく当てはまるので()こんなにも素敵な打撃を受けているし、改めてこのSixTONESを取り囲んでくださっている表現者たちに対して愛と尊敬が募る。
そしてもちろん、その中心にいるSixTONESにも。
だってこんなに深く鋭く表現され尽くしても底知れない魅力を持った人たち、そう簡単に出会えない。SixTONESがどこまでも魅力的だから、その概念を取り囲むteamも素敵な人で構成されていくんだと、何度だって心の底から思う。
だからこそ このテキストが一人でも多くの人に届いたらいいなと思うし、買って絶対に損はさせないと、これまで相当数の雑誌を読んでるプライドをかけてでも言いたい次第。毎度毎度謎の回し者のようだけど笑、どうしても、最終的な結論はそこ。
こんな素敵な言葉たちをまた積み重ねてもらえたことに感謝して、愛と信頼と尊敬を募らせながら、ここから加速していく共鳴期を自分らしく楽しみ尽くしたいと思います。
(共鳴期の上甲さんインタビュー、SODAもお待ちしてます!←)
2022.2.17 aim