Chasing Diamonds

長文考察愛だだ漏れ系aimのぶろぐ。140字じゃ足りない愛は原石を追いかけて。

A trust in SixTONES till the end of time ~Everlasting 和訳と考察~

 

1週間でCassette Tape に続く、CITY 和訳考察第二弾〜!

今回はEverlasting 編です!

 

Lifetimeがブログにまで至った初めての和訳だった身として、Everlastingも書きたくなるだろうなと曲の存在を知った時点で思っていました。そうしたら何と念願のTHE FIRST TAKEにまで選ばれて本当に嬉しい限り。


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SixTONESがくれる究極のお守り曲 最新版として、意味まで広く深く愛されたらいいなと、この英詞の素敵なところについてたくさん思いを巡らせました。TFTの6人の様子にも触れつつ、いつもよりさらに英語的分析が多いかなという気もします。

 

和訳だけ知りたいよ!って方もいると思うので、いつも通り先に和訳を、その後に和訳と考察を置いておきます(歌割りは主旋での判断で、考察ではハモリの表記もしています)。考察を読んでいただくと和訳の背景もわかるかと思いますが、あくまでも全て私の解釈と解像度を通した意訳ですので、参考程度に、こんな受け取り方があるんだ〜と、楽しんでいただければと思います。

あわよくばこの曲とSixTONESをもっと好きになるひとつのきっかけになれれば本望です。

 

 

 

 

 

 

Everlasting 和訳

 

Uh, Till the end of time

Yeah, Uh, Everyday I wake up, See the world that's brand new

Some places I can never go back for good

Oh baby, There's no going back (Yeah)

Oh baby, There's no going back

 

時が終わるまで

毎日起きて、真新しい世界を見るんだ

もう絶対に戻れない場所がある

戻ることはできない

できないんだよね

 

Right, Nothing lasts forever,

Yeah, Nothing but our love

I wanna build a brighter future for the world to come

Oh baby, There's no going back

Back into time

 

そう、永遠に続くものなんてない

俺らの愛以外には

この先来る世界のために もっと明るい未来を創りたいんだ

戻れはしないからね

時は戻せない

 

Reaching out with my hand,

Maybe it's faraway

君が負けそうな時には

Don't worry, We'll be right here, Hey

 

自ら手を伸ばしていくよ

もしかしたらそれは遠くにあるかもしれない

君が負けそうな時には

心配しないで ここにみんなでいるから ね?

 

どんな時も Won't let it go, We can make it through the night

明日へ繋いでくよ Till the end of time (The end of time)

Stay, Wanna stay with you so we can make this alright 

永遠に続いてくよ Till the end of time (The end of time)

 

どんな時も離さないよ 夜は一緒に越えられる

明日へ繋いでくよ 時が終わるまで

一緒にいて 全部大丈夫にできるように君と一緒にいたいんだ

永遠に続いてくよ 時が終わるまで

 

Yeah Uh, Every single day, The world just keeps on changing

And I pray that we're headed for the happy ending

Oh baby, There's no going back

Oh baby, There's no going back

 

そう、毎日世界は変わり続ける

だからハッピーエンドに向かってることをとにかく願ってる

過去には戻れないから

戻れないんだよね

 

Right, Nothing lasts forever,

Yeah, Nothing but our love

This song will never fade away even when we are gone

Oh baby, There's no going back

Back into time

 

そう、永遠に続くものなんてない、

俺らの愛以外には

この歌は俺たちがいなくなったって色褪せない

後戻りはできない

時は戻せない

 

And I do understand, Things will come to an end

どれだけ季節が巡っても

We're never gonna leave you, Hey

 

わかってはいるよ、全てに終わりが来るって(でも)

どれだけ季節が巡っても

みんな決して君を置いていかないよ

 

ずっと今も We'll never stop,

Let me sing for you tonight

君に届けてくよ Till the end of time (The end of time)

Last, We can make it last if we don't give up the fight

時を超えていくよ Till the end of time (The end of time)

 

ずっと今も いつまでも止めないよ

今夜は君のために歌わせて

君に届けてくよ 時が終わるまで

どうかそのまま続いて 闘うことを諦めなければきっと続けられるから*

時を超えていくよ 時が終わるまで

 

My life is your life

Your life is my life 

My life is our life

Until the end of time

 

僕の人生は君のもの

君の人生も僕のもの

僕の人生は僕らのもの

時が終わるまで

 

We gotta go 君と生きていく (Woo)

いつまでも Stay with you

変わりはしない 終わりはしない

When I close my eyes

The memories keep on shining bright

 

もう僕ら一緒に行かなくちゃ 君と生きていく

いつまでも君と一緒にいるよ

変わりはしない終わりはしない

目を瞑れば

僕らの思い出は煌々と輝き続ける

 

どんな時も この物語は途切れない

明日へ繋いでくよ Till the end of time (Till the end of time)

Stay 僕らの日々は色褪せない

永遠に続いてくよ Till the end of time (Till the end of time)

 

どんな時もこの物語は途切れない

明日へ繋いでくよ 時が終わるまで

まだまだそのまま 僕らの日々は色褪せない

永遠に続いてくよ 時が終わるまで

 

My life is your life (Alright)

Your life is my life (Alright)

My life is our life

Until the end of time (Until the end of time)

 

僕の人生は君のもの(大丈夫だよ)

君の人生も僕のもの(ね、そうでしょ?)

僕の人生は僕らのもの

時が終わるまで

 

My life is your life

Your life is my life 

My life is our life

Until the end of time

 

僕の人生は君のもの

君の人生も僕のもの

僕の人生は僕らのもの

時が終わるまで

 

作詞:Cypher 作曲:Albin Nordqvist / Sebastian Lestapier / Adam Sjostrand

 

 

Everlasting 考察

①歌割りと歌詞の話

Uh, Till the end of time

Yeah, Uh, Everyday I wake up, See the world that's brand new

Some places I can never go back for good

Oh baby, There's no going back (Yeah)(ハモリ)

Oh baby, There's no going back(ハモリ)

時が終わるまで

毎日起きて、真新しい世界を見るんだ

もう絶対に戻れない場所がある

戻ることはできない

できないんだよね

 

ジェシーが”時が終わるまで”と Everlasting という言葉の定義を告げながら始まるEverlasting(LifetimeにしろCall meにしろCassette Tapeにしろ和訳ぶろぐに至る曲ほぼジェシー始まり笑)

個人的に”時が終わるまで”って日本語だとあまり馴染みのない表現な気がするのですが、英語的な感覚で話すと、ここでの”時”は一時的な何かをしている時間ではなく、”時間の概念そのもの”、という巨大な解釈でいいと思っています。”時間の概念が終わるまで”と言っているけどそんなことありえない、あったとしても想像が及ぶような時間軸では起こらないであろうことから Everlasting = 永遠に続く という方程式。

そんな永い間 何を続けてくれるの?と思わせられる導入です。

 

そして始まる田中樹さん無双タイム。ここはまだウォームアップ的なパートなので意味の方に先に触れます。

See the world that's brand new は最初聴き取ってた時 See the world "is" brand new だと思っていてので "真新しい世界が広がってることを感じる” と訳していたのですが、実際は the world "that's = that is" brand new という文章だったのでシンプルに”見るんだ”という訳に変えました。

is なのか that is なのかによって see が直接的に”見る”の意味なのか、”理解する”という方の意味なのかが変わってくる感覚があるので、”世界が真新しくなっていることをわかる” vs. ”真新しい世界を見る” の微妙な違い。細かいけれどこだわりです。

 

続く行の never go back for good の for good は誤解を生みやすいフレーズかなと思うのですが、”ずっと”とか”絶対に”とか”永遠に”みたいな意味でよく使います。例えば完全に移住するときに I'm going to leave the country for good みたいな。

なのでここでは樹の1行目に続いて、”毎日世界は真新しく変わっていくから、絶対に戻れない場所(時間)が生まれる”という意味がつながります。

 

そのダメ押しのように、でも極めて優しく愛情深く、”戻ることはできない”と繰り返すのがこの曲が愛あるリアリストなところだと思っていて。

言葉としてはマイナス要素の強いこのフレーズがしっかりとした温もりを纏っているのは、まず綺麗に上下のハモリになっているところ(最初は主旋が北斗で上ハモが大我さん)、そしてTFTを観るとよりわかると思いますが、"笑顔で歌うSixTONESの声”が聴こえるところにあると思っています。歌い方によって言葉の捉え方180度変わる。音楽の力だなと思うし、それを引き出せるSixTONESが大好きだと心底思います。

 

 

Right, Nothing lasts forever,

Yeah, Nothing but our love

I wanna build a brighter future for the world to come

Oh baby, There's no going back (ハモリ)

Back into time (ハモリ)

そう、永遠に続くものなんてない

俺らの愛以外には

この先来る世界のために もっと明るい未来を創りたいんだ

戻れはしないからね

時は戻せない

 

さて、ここから本領を発揮してくるAメロ。Aメロといえば田中樹。田中樹といえばAメロ。過去の和訳ぶろぐでも幾度となく言っていますが、今回は特にすごいと思っていて。何なら既に和訳予想を出していた Everlasting をわざわざぶろぐにまでしたいと思ったのは樹の英語のすごさを話したいがためと言っても過言ではありません。

 

ラジオ初解禁の時に樹が自分で「ほぼ See You Again の Wiz Khalifa」って言ってたけど、本当にお世辞じゃなくそのレベルだと思っていて。


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私はヒップホップは全く詳しくないのでラップ的な観点は持ち合わせていないのですが、それでも、バラードで効かせるラップとしてこれを意識してる"アイドル田中樹"最高だなと。

 

特に I wanna build からの1行は程よく力が抜けていながら一語一語を積み重ねて熱量を高めていくラップの仕方が本当にナチュラルですごい。

ほっくんがカムカムの撮影を振り返ったときに「言語が違うとどういう言い方が熱量や感情を込めたものになるのかがまずわからないから難しい」とどこか(スタジオパークだったかな…)で言ってたのを覚えているのですが、それは本当にそうだなと思っていて。

メロディーが主軸になるとはいえ、単にそこに乗せるだけであったり、一語ずつ語気を強めればいいわけでもないし、英語はリズムとフローの言語だからどこにアクセントを持ってくるかによってすぐ違和感が生まれてしまうわけで。そんな中で流れの良い発音で言葉を馴染ませつつ、声の質感とアクセントを操って熱量を込めていく樹。

ラップも歌唱のひとつとして扱う人なので本当にすごいボーカリストだなと思います。

 

そして樹の安定した歌唱力はどの生放送でもteam SixTONESの間で話題になりますが、TFTの”一発撮り”という現場でもこれを完璧にやってのける樹には鳥肌が立ったし、SixTONESの音楽にとって樹がいるからこそ得られる強さって本当に計り知れないなと改めて噛み締めました。これはとても個人的な樹観だけど、やっぱり尊敬と愛情のこもった”敵わない”と”味方でいてくれてよかった”が似合う人だなと。

 

しかも歌詞の意味に注目すると、この2フレーズ目で既に、この歌で everlasting にするものは our love = 俺らの愛 だと宣言してくれる樹さん…これはラジオ初解禁の時から大好きなポイントなのですが、

フルを聴いた今でもこの気持ちです。永遠に続くものなんてないって言ってるのに、それでも、”俺らの愛は終わらねえよ!”って断言してくれる強さ。しかもそれがラップだからこそ伝わる、熱のこもった強さであること。樹だからこそできる表現で信頼しかありません。

 

 

Reaching out with my hand,

Maybe it's faraway

君が負けそうな時には

Don't worry, We'll be right here, Hey

自ら手を伸ばしていくよ

もしかしたらそれは遠くにあるかもしれない

君が負けそうな時には

心配しないで ここにみんなでいるから ね?

 

ここで好きなのは伸ばすのがきちんと my hand = "自分の手" なところ。日本語では”手を伸ばして”と言ってしまうことができますが、英語では必ず my だったり our だったり、”誰の”ものか定めないといけません。たとえ遠くても手を伸ばすのは自分なんだと、意志が固まっているところを尊重したかったので”自ら”とつけました。

 

そしてこの曲初めての日本語を担うたろぴ。この後の”どれだけ季節が巡っても”はこちさんだし、やっぱりゆごしんの日本語が強いアルバムCITYだなと思います。音源の最後の「は」の余韻の残し方がたまらなく好き。

 

そんなたろぴの文章を締め括ってサビ前を締めるのはソロパート初登場の大我さん。Everlastingの温もりを全部ぎゅっと凝縮しました、みたいな声で大我さんに”心配しなくていいよ”なんて言われて崩壊しない涙腺があるでしょうか(主語デカ)

しかもここで大好きなのは Don't worry "I'll" be right here じゃなくて、"We'll" be right here なところ。ここまで樹もジェシーも主語は”I”だったのに、ここにきて、大我さんのターンになって、そばにいるのは誰か一人じゃなくてこの6人・SixTONESだよと言われて包み込んでもらうような歌詞。大我さん自身も隣に一緒にいてくれる"We"に救われていて、「ようやく見つけた場所(『音楽と人』を全人類読んでください)」のSixTONESへの愛情も込めた歌い方な気がして大好きです。

そしてこのとてつもない安心感と包容力を締め括る Hey は訳すならとびっきり優しい”ね?”だと思います。

 

 

どんな時も Won't let it go, We can make it through the night

明日へ繋いでくよ Till the end of time (The end of time)

Stay, Wanna stay with you so we can make this alright 

永遠に続いてくよ Till the end of time (The end of time)

どんな時も離さないよ 夜は一緒に越えられる

明日へ繋いでくよ 時が終わるまで

一緒にいて 全部大丈夫にできるように君と一緒にいたいんだ

永遠に続いてくよ 時が終わるまで

 

サビは”夜は一緒に越えられる”がお気に入り。個人的に英語より日本語の方が素敵な響きだなと思っています。

 

あとは stay = 一緒にいる 理由が”大丈夫にするため”なのがたまらなく好きだなあと。Lifetimeぶろぐでも散々言っていますが、私は日頃から”一緒に”という言葉を大事にしてくれる大我さんが大好きです。だから別に何かを解決するために奔走しなくても、ただ一緒にいるだけで全部大丈夫になる、一緒にいることが”大丈夫”を引き寄せる手段、みたいな言い方をしてくれるところがたまらなく好きです。

Lifetimeのジェシーによる

With you right here everything is alright

(君がここにいるだけでもう全部が大丈夫になるんだ)

と一貫性があるところも好き。

もちろんSixTONES本人が一緒にいてくれることはできないけど、私の最愛のバンドマンが言うように「音楽は好きでいてくれる人のそばにいつもどんな時も存在できる」ものです。だからこのフレーズはSixTONESからの、”SixTONESの音楽はいつも君と一緒にいるし、それで大丈夫なってくれたらいいな”の願いでもあるような気がします。

 

 

Yeah Uh, Every single day, The world just keeps on changing

And I pray that we're headed for the happy ending

Oh baby, There's no going back(ハモリ)

Oh baby, There's no going back(ハモリ)

そう、毎日世界は変わり続ける

だからハッピーエンドに向かってることをとにかく願ってる

過去には戻れないから

戻れないんだよね

 

Aメロの田中無双タイムおかえり〜!!!!!!

day と pray、changing と ending の韻がとても気持ちよくて1番に増して丁寧に丁寧に熱量も積み重なっていく部分です。

 

そしてここのたろぴのハモリは正直TFTを観るまで誰だか分かっていなかったのでこちさんでびっくり。元々聞き分けやすい声質だとは思いますが、英語の発音はより特徴的な髙地印が付くことが多いので高音だとそれが聴こえなくなるのは驚きでした。SixTONESはそれぞれがマルチなボーカルな上に、歌が進化も加速する一方だからワクワクするなとつくづく思います。

 

 

Right, Nothing lasts forever,

Yeah, Nothing but our love

This song will never fade away even when we are gone

Oh baby, There's no going back(ハモリ)

Back into time(ハモリ)

そう、永遠に続くものなんてない、

俺らの愛以外には

この歌は俺たちがいなくなったって色褪せない

後戻りはできない

時は戻せない

 

田中無双タイムのクライマックス。ここが最後のAメロなので本当に熱量を最高潮に高めた歌い方になっていますし、何よりその締めくくりの1行が"この歌は俺たちがいなくなったって色褪せない"なところ、かっこよすぎません?SixTONESらしすぎません?

 

TFTを観て改めて実感したことですが、SixTONESは本当に音楽を愛し音楽を楽しんで表現できる6人なんだなと。そして樹がそれを一番象徴するようなフレーズを担うことで思い出したのが結成6周年生配信での樹の言葉。

1番で everlasting なのは ”俺らの愛だけ”だと言い放った樹がもうひとつ永遠を宿すのが"この歌"、つまりSixTONESの歌なこと、結成日の言葉そのまますぎるなと震えました。終わりは確かに来るけど、俺らの愛と音楽だけは終わらないって。

 

続く最後のAメロ締め。1番と2番で合計4度繰り返される Oh baby there's no going back x2 もしくは Oh baby there's no going back + back into time の訳は実は前の詞に合わせて少しずつ変えています。

前後のフレーズと歌う人によって”戻れない”に主語がつくかどうか、変わってくる印象があるのでそんな訳です。具体的に言うと、1番の(きょも)ほく→(きょも)ゆごの”戻れない”には主語が必要のない、より意味が広い印象。2番の(ゆご)しん→(ゆご)じぇは"過去には”や”後”を”戻れない”の前に置きたい決意が固まったイメージがあります。

ここは私の主観が大きく影響しているので、それぞれの there's no going back が何を意味するのか、受け取り手が考えてみると楽しいのかなと思います。

 

 

And I do understand, Things will come to an end

どれだけ季節が巡っても

We're never gonna leave you, Hey

わかってはいるよ、全てに終わりが来るって(でも)

どれだけ季節が巡っても

みんな決して君を置いていかないよ

 

終わりを告げるのがお得意な大我さん………………………………

ありがとうございました(お前も終わらせるな)

 

 

 

ここの大我さんの導入のエッジボイスに始まり、TFTではそのまま羽ばたいていきそうなお顔をして歌ってくれるのが最高なのはもちろん、英語的に最高なのは I do understand の "do" 。

do と understand という動詞を2つあえて重複させることで understand = わかっている ということを強調しています。 "本当にわかってるよ” と。でもこの強調が何で必要なのかというと、”ちゃんとわかった上で否定をしたい"からなんですよね。なので訳は"わかってはいるよ"になって最後に" でも"を付け足しています。

 

だからこのフレーズ全体で意味するのは "全てに終わりが来るってわかっていて、その上で、どれだけ季節が巡っても、僕たちは君を決して置いて行かない”ということになります。

日頃からどんな隙間も目敏く見つけて細やかに埋めて寄り添ってくれるほっくんが”置いて行かない”というフレーズを歌うことにもグッときます。

 

時は戻せないことも、全てに終わりが来ることも、全部全部わかって、そうやって現実を見つめていることも何度も何度も伝えてくれた上で、それでも一緒にいようよと言ってくれるこの説得力。これが Everlasting がとんでもないお守り曲である大きな根拠です。

 

 

ずっと今も We'll never stop,

Let me sing for you tonight

君に届けてくよ Till the end of time (The end of time)

Last, We can make it last if we don't give up the fight

時を超えていくよ Till the end of time (The end of time)

ずっと今も いつまでも止めないよ

今夜は君のために歌わせて

君に届けてくよ 時が終わるまで

どうかそのまま続いて 闘うことを諦めなければきっと続けられるから*

時を超えていくよ 時が終わるまで

 

樹の This song will never fade away も受けて”今夜は君のために歌わせて”と音楽を奏でるSixTONESが主役になるこのサビ。時が終わるまで共にあるのは私たちだけではなく、私たちの間にある音楽なんだと痛感させられます。

 

Lifetimeのこちさんの

時の旋律に声を重ね

Sing for you, Sing for you tonight

とも繋がる部分です。

 

そして3行目の Last はどうしても解説したいポイントなので「*」をつけました。

語呂を意識すると命令形の動詞の Last は”続いて”と訳すのが簡単なのですが、それはどちらかというと continue という単語の方が適しています。Last は”既にある状況がそのまま続く”、つまり”持続する”というようなニュアンスが強い”続く”の意味を持っています。

なので丁寧に意味を補っていくと、 今あるこの関係やこの音楽が鳴っている状況全てがそのまま続いてほしい、続け、きっと闘うことを諦めなければそのまま保てるから、という感じです。

この解釈をできると続く”時を超えていくよ”が”時を超えて、時が終わるまで、続けていこうね”と聴こえるのではないかなと思います。

 

それからここで出てくる fight は結構強い言葉なので、we just never give upとか、”諦めない”ことに重心を置いて、あえて言わなくてもいいのかなとも思っていたのですが、TFTジェシーを見て、そこも表現で超えていけるのがSixTONESなんだなと思いました。

きっと無意識だろうなとは思いますが、それでもこう思わせてくれるSixTONESが大好きです。

 

 

My life is your life

Your life is my life 

My life is our life

Until the end of time

僕の人生は君のもの

君の人生も僕のもの

僕の人生は僕らのもの

時が終わるまで

 

cm解禁の時点で聴けていて号泣していたここ。

最初の2行はギブアンドテイクが成立していますが、3行目で”僕”の与える人生が一つ多いことがわかると思います。Make Upぶろぐで散々 You're mine ではなく I'm yours なところが大好きな話をしていた私に刺さらないわけがありません。

 

そして「人生」と出てくるからには意識せずにはいられないLifetime。

一番近いのはジェシー

Me & You, We'll be sharing our lives

(僕と君、人生を共にしていくんだから)

になりますが、

と解禁当初の私が言っているように(ツイート残しとくって大事ね)、Everlastingでは人生を共にする時間が遥かに長くなっています。

 

作品を積み重ねていくごとに、より深く長く遠く愛を歌ってくれて、それでも荘厳な誓いから笑顔あふれる約束に、あえて逆にしてくれるお茶目さや優しさもあって、そんなSixTONESSixTONESの音楽が大好きだと噛み締めずにはいられません。

 

 

We gotta go 君と生きていく (Woo)

いつまでも Stay with you

変わりはしない 終わりはしない

When I close my eyes

The memories keep on shining bright

もう僕ら一緒に行かなくちゃ 君と生きていく

いつまでも君と一緒にいるよ

変わりはしない終わりはしない

目を瞑れば

僕らの思い出は煌々と輝き続ける

 

cmで際立つこの大我さんパート。

We gotta go は We have got to go を口語として短縮した形なので直訳すれば”私たちは行かなければならない”という意味です。日常的には出かける時に”もう行かなきゃ”みたいなニュアンスでよく使います。

 

ここでは君と生きていくと続くことから、人生において立ち止まっている暇はない、もう進まなければならない、行かなきゃ、というニュアンスの gotta go だと思います。そして主語を we = 私たち にすることで君と一緒にという寄り添う感覚が強くなっていて、行かなくてはいけないという切迫感も温かい心強さに変換されているなと。

 

そして当然のことながら(当然のことながら)"いつまでも stay with you”を任される大我さんが私は心の底から大好きです。

 

 

どんな時も この物語は途切れない

明日へ繋いでくよ Till the end of time (Till the end of time)

Stay 僕らの日々は色褪せない

永遠に続いてくよ Till the end of time (Till the end of time)

どんな時もこの物語は途切れない

明日へ繋いでくよ 時が終わるまで

まだまだそのまま 僕らの日々は色褪せない

永遠に続いてくよ 時が終わるまで

 

ここは意味的にも1番のサビに近い構成。ただ同じ Stay でも後に何が続くかによって Stay 自体の意味が変わってくるので面白いところです。

1番の Stay は後に Wanna stay with you が続くので ”一緒にいて” の Stay ですが、この Stay は”色褪せない僕らの日々”にかかっている Stay だと捉えられるので、”そのままで”という意味が強いです。

1番で寄り添って、2番で共に歌の力を借りて強さを得て、3番では色褪せない過去と共に未来への繫がりを歌う、そんなSixTONESがEverlastingのサビにはいると思います。

 

 

My life is your life (Alright)

Your life is my life (Alright)

My life is our life

Until the end of time (Until the end of time)

僕の人生は君のもの(大丈夫だよ)

君の人生も僕のもの(ね、そうでしょ?)

僕の人生は僕らのもの

時が終わるまで

 

ここのジェシーのフェイクはTFTで Yeah になっていたように、もちろん毎回歌詞カード通りではありません。でもここで言ってもらうことで寄り添いながら "わかった?”というニュアンスの Alright? と ”大丈夫"という意味の Alright を両方もらっているような気がしたのであえて訳しました。

 

そして歌詞が全く同じサビでもフェイクでバリエーションをつけられるのは京ジェの歌唱力があってこそとも言えますが、同時に、京ジェが主旋にいなくても安定したメロディーを届けられるスト4があってこそだと思います。

NEW ERAの We're not alone の京ジェ以降ずっと言っていることですが、スト4の”踏み込んだ先に京ジェを用意しておける強さ”がどんどん増していくところが本当に大好きです。音の海を泳ぐことに長けた京ジェを存分に生かすことができるのは、あの4人だから。それを作品を重ねるごとにより強く思わせてくれることに信頼が募ります。

 

 

My life is your life

Your life is my life 

My life is our life

Until the end of time

僕の人生は君のもの

君の人生も僕のもの

僕の人生は僕らのもの

時が終わるまで

 

大我さんが自在に操るフェイクも際立つこのパートですが、Lifetime と同様、周りの音楽も止まっていく空間に最後響くのはジェシーの声。

大きな身体に宿る繊細な心に頼りすぎるのも神格化しすぎるのもよくないとは思いつつ、どうしたってSixTONESという概念の中心はジェシーで、ジェシーにしか証明できない説得力というものが存在して、ジェシーだから届けてくれる安心感があるから、team SixTONES は team SixTONESでいられるんだなと思います。

 

 

 

②”時の終わり”は何通りにも。

 

この曲を初めて聴いた時からSixTONESの英詞の歌いこなし本当にすごいことになってる…と思ったのが till the end of time のバリエーションの多さ。

 

どういうことかというと、私はこの曲の till the end of time (時が終わるまで) には大きく

(un)till theeee / end / of / tiiime  (最初と最後のジェシー

till / the / end / of / time (1・2サビ)

Until thee / end / ooof / time (My life is your life 後)

Till the eend of / tiiiime (大我さんフェイク)

の4つの譜割があると思っています(伝われ)(伝わる自信があまりないのでこれはそのうちスペースで話したい…)

 

これはRosyのようにメロディーに言葉を詰め込むのではなく余白を残す構成になっているからこそできることですが、同時にネイティブの感覚もないとできないことです。

 

ネイティブスピーカーとして日本のアーティスト作詞作曲の英語に聴きづらさを感じるとき、耐えられなくなるのは発音より不自然な譜割なのではないかと個人的には思ってます。日本語は単音に込められる意味が少ないのもあって結構どこで区切っても良い印象がありますが、冒頭でも触れたように、英語はリズムとフローの言語で子音が連なることも多いです。そのため、どこを伸ばしてどこを切っていいのか、自然に聞こえるバリエーションは意外と少ないです。

 

そんな中 Everlasting には完璧に違和感のない譜割違いの till the end of time が何通りもあるのは本当にすごいなと。感覚的に正解を歌っていけるジェシーがいるのがすごいのはもちろん、SixTONESの楽曲にはネイティブの監修が確実に丁寧に入っている証だととても嬉しく思いました。

 

これって「待ってろ世界」をSixTONESが説得力を持って掲げるにあたって本当に大事なことだと思っていて。

 

ナチュラルに身につけたジェシーの英語に全乗っかりで頼ることだってできるし、現にそういう英語ができるメンバーに全幅の信頼を置いたアーティストも多くいます。

でも、いくらネイティブスピーカーを名乗れても、気づいてたら身についてた言語って、広くたくさんの人に届ける時に必要な正確さを欠く時も多くあります(私自身の英語含む)。そしてそれは当然です。だって朝から晩まで生きてる間ずっと触れてる言語の割合を考えたら第一言語にかないっこないから。

だからこそ、より多くの人に心地よく聞いてもらうためには”プロの監修”というサポートしてくれる”道具”が絶対に必要です。

 

そしてSonyさんはSixTONESにそういう”道具”や”手段”を確実に提供してくれているんだと、この till the end of time を通して改めて感じました。ずっと先だったとしても、世界を見据えているからには、それ相応の行動計画と妥協しない姿勢があることの証明というか。

 

しかもこれは Everlasting に限ったことではなく、今回のCITYというアルバムの全体像を見ても確信できることで。

英語の割合が増えて物足りなさや寂しさを感じる人も一定数いるんだろうとは思います。でもSixTONESが今 CITYを作れていること、たった2枚目のアルバムでここまでの挑戦をできていることって本当にすごいことで。音楽誌での評価を見て貰えばそれはより一層感じられると思いますが、SixTONESの音楽の可能性はどんどん広がっていく一方です。

 

だから、その可能性を支えてくれる、SixTONESがようやく巡り会えた味方がSonyさんで良かったと心から思うのと同時に、そんなクリエイターたちがこの先届けてくれる音楽にも期待と信頼しかありません。

 

そしてそれを一緒に楽しんで、自分の世界まで一緒に広げていける team SixTONESだったらいいな〜と個人的には思います。だって翻訳者でもない私がこんなに英語の仕組みについて考えて言葉にすること、SixTONESのことがここまで好きじゃなかったら絶対やってない笑 単純に”好き!”という気持ちで満たされるだけでなく、新しく深めて探求して楽しめる世界を見せてもらえるのは本当に幸せです。

 

しかもそうやって進化していく道のりをずっと一緒に進んでいこうよと、”時が終わるまで”言ってくれるのに、あくまでも自然体で楽しそうに音楽に身を委ねてその約束を渡してくれるのがSixTONES

「一瞬でも関わってくれたら好きでも嫌いでも team SixTONES」「ラフにラブを」が信条の6人だからこそ届けられる音楽が、これからもたくさん広がったらいいなと願ってやみません。

SixTONESへのEverlasting な信頼を込めて。