翔くんはずっと私の原点で、翔くんのみならず嵐はいつだって帰る場所のような存在。もちろんかっこいい〜とときめくときもたくさんあるけど、今翔くんに抱く1番の感情は”安心感”でとにかく”安らぐ”。かっこいい姿も、ポンコツな姿も、信頼が募る姿も、かわいい姿も、全部全部見てて安心する。それはきっと翔くんがずーっと原点である証拠でもあって。でもそんな安らぐ人との出会いは本当にまだ子供の時で、そう考えると”ふい”だったなあと。毎日のようにI love you を伝えるというよりは改めて好きだなあと噛み締めることが多いので余計にこの歌詞がしっくりくる。
”諦めない”と訳していますが、stopと韻を踏みつつ、flopには「投げ出す」「倒れ込む」「失敗する」みたいな意味もあります。すごく疲れていて I flopped down into my bed (ベッドに倒れ込んだ)みたいな使い方をするときもあれば The show flopped (あのショーは失敗に終わった)みたいな使い方もあったり。
擬音語/擬態語としても認識できるのですが、柔らかく芯のないものが落ちる感じとでも言うのでしょうか…オノマトペが豊富な日本語でも言い表しにくいのが非常に悔しいのですが、His long hair flopped over his eyes (彼の長い髪が目の上にかかった)みたいなニュアンスでも使いますし、私のイメージでは薄めのパンケーキが落ちる様がflopです(なんじゃそりゃ)
Going harder when we feel the painは現時点で詩的に意訳すると"痛みを感じた方が強くなれる"だけど直訳に近くすると"痛みを感じる時こそ頑張るんだ"みたいな感じにもなるんだよね…だから全体のストーリーを掴んでからまた訳したい…そしてきっとDawnのSixTONESが1番ヒーロー""であり""ヴィラン……
Gonna chase the dreamsの話は最初からしてるけど大我さんに似合いすぎて大好きだし、たろぴが歌うGoing harder when we feel the painの胸が締め付けられる容赦のなさも堪らなく好き。ボロボロの身体を引き摺り上げて、まだまだ見上げなきゃいけないビルの狭間のこの屋上で決意を固めるんでしょう…? https://t.co/YkV5XRGDQp
本来英詞では珍しいことではないのですが、SixTONESのサビとしてはちょっとレアケースかなという、3回全く同じ歌詞で繰り返される Dawn のサビ。
そもそも論になりますが、苦悩の終わりやその先の成功の象徴である光を ”日の出”のSunrise ではなく、"夜明け”の Break of dawn で綴るSixTONESが私は本当に好きで。それも"夜明け"の中でも"夜明けの始まり"というニュアンスを含める Break of Dawnであることが本当に最高だなと思っています。
おそらくがっつり英語指導が入っているのだろうと思いますが、riseの i は順当にいけば「Rアアィズ」と歌う方が簡単なところ、ここのこちさんは「Rアイーズ」と i の アイのイが強くて(お願いだから伝われ)(分かりにくかったらまた発音スペースする)とても素敵だなと思います。かっこよさが増す音の割り方。
訳としてポイントなのは Can't stop to the top cuz we got to rise。
1行前に we'll take a stand というど直球の「立ち向かう」もある上に、rise に got to のような”しなければならない”ニュアンスが加わると”何かに反抗するために立ち上がる/立ち向かう"形で rise を受け取りたい気持ちが強くなります。
英語的に気になったポイントは歌詞表記が wanna になっているのに対して実際の音源ではほっくんが want to see と切って発音しているところ。確かにここは want to see の方が気持ち良い気もしますが、どのような英語のディレクションがあったのか気になります。
*Repeat
We're headed to the top
Here we go baby, We don't stop
Nothing's gonna break me, I'm a fighter
Going up, up we can fly higher, Yeah
You can say that I'm a dreamer
Look at us now, Now we're getting closer
Never looking back now, Showing you what we're about
Now we're gonna break it down
目指すは頂上のみ
さあ行くよ、俺らは止まらない
何も俺を壊すことはできない、必ず闘うから
さあ上へ、上へ、もっと高く飛べる
夢を見てるって言われても別に良い
ほら今の俺らを見ろよ、近づいてるだろ
もう後ろは一切振り向かない、俺らがなんなのか見せてやる
そして全てを壊すんだ / 全部説明してやるよ
2度目のサビを経て、スーパーしんじゅりタイム〜!!!!!!
ここで絶対に補足したいのは Nothing's gonna break me, I'm a fighter のところ。
本当に悩んで”何も俺を壊すことはできない”と訳したのですが、ここのニュアンスは”誰も/何も俺を傷つけることはできない”の方が近いんですよね。ただ、どうしてもそうしたくなかったのは、Nothing's gonna hurt me ではなく、 Nothing's gonna """break""" me だから。
カップリングが発表されるたびに誰かしらがアンケートをとってるのを見るんだけど、直近だと Call me / Make Up・Strawberry Breakfast / フィギュア・Bella / Lost City に代表されるスト担の好みの綺麗な三分化って本当に明確な事実としてあって。一番を選べと言われたらそれぞれの好みや意見があるけど、幅広いジャンルを表現できるSixTONESが好きという共通項がある上に、それがもたらすteam SixTONESの多面性と団結力のバランスが好き。
共鳴、初めて聴いた時はそこまで"6"枚目っぽくないなとか思ってたのにmvで確実に6人が大事にされてるし、カップリングが"今まで team SixTONESに人気だったジャンル全部ブラッシュアップしました!!"みたいなWaves CrashにFASHIONにGum Tape(曲概要印象でもわかる)なの、何よりも"6枚目"なんだよな…
音楽と人 2022年3月号に掲載されたFeel da CITYレポは、”普段からSixTONESの取材を担当しているライター3人それぞれによる3つのライブレポ”という衝撃的かつ他誌とは一線を画したものだった。元々音楽と人への思い入れが人一倍強いこともあり、もう今期このレポが超えられることはないと私は高を括っていた。
See the world that's brand new は最初聴き取ってた時 See the world "is" brand new だと思っていてので "真新しい世界が広がってることを感じる” と訳していたのですが、実際は the world "that's = that is" brand new という文章だったのでシンプルに”見るんだ”という訳に変えました。
is なのか that is なのかによって see が直接的に”見る”の意味なのか、”理解する”という方の意味なのかが変わってくる感覚があるので、”世界が真新しくなっていることをわかる” vs. ”真新しい世界を見る” の微妙な違い。細かいけれどこだわりです。
続く行の never go back for good の for good は誤解を生みやすいフレーズかなと思うのですが、”ずっと”とか”絶対に”とか”永遠に”みたいな意味でよく使います。例えば完全に移住するときに I'm going to leave the country for good みたいな。
ここで好きなのは伸ばすのがきちんと my hand = "自分の手" なところ。日本語では”手を伸ばして”と言ってしまうことができますが、英語では必ず my だったり our だったり、”誰の”ものか定めないといけません。たとえ遠くても手を伸ばすのは自分なんだと、意志が固まっているところを尊重したかったので”自ら”とつけました。
しかもここで大好きなのは Don't worry "I'll" be right here じゃなくて、"We'll" be right here なところ。ここまで樹もジェシーも主語は”I”だったのに、ここにきて、大我さんのターンになって、そばにいるのは誰か一人じゃなくてこの6人・SixTONESだよと言われて包み込んでもらうような歌詞。大我さん自身も隣に一緒にいてくれる"We"に救われていて、「ようやく見つけた場所(『音楽と人』を全人類読んでください)」のSixTONESへの愛情も込めた歌い方な気がして大好きです。
We gotta go は We have got to go を口語として短縮した形なので直訳すれば”私たちは行かなければならない”という意味です。日常的には出かける時に”もう行かなきゃ”みたいなニュアンスでよく使います。
ここでは”君と生きていく”と続くことから、人生において立ち止まっている暇はない、もう進まなければならない、行かなきゃ、というニュアンスの gotta go だと思います。そして主語を we = 私たち にすることで”君と一緒に”という寄り添う感覚が強くなっていて、”行かなくてはいけない”という切迫感も温かい心強さに変換されているなと。
そして当然のことながら(当然のことながら)"いつまでも stay with you”を任される大我さんが私は心の底から大好きです。
どんな時も この物語は途切れない
明日へ繋いでくよ Till the end of time (Till the end of time)
Stay 僕らの日々は色褪せない
永遠に続いてくよ Till the end of time (Till the end of time)
NEW ERAの We're not alone の京ジェ以降ずっと言っていることですが、スト4の”踏み込んだ先に京ジェを用意しておける強さ”がどんどん増していくところが本当に大好きです。音の海を泳ぐことに長けた京ジェを存分に生かすことができるのは、あの4人だから。それを作品を重ねるごとにより強く思わせてくれることに信頼が募ります。
大きな身体に宿る繊細な心に頼りすぎるのも神格化しすぎるのもよくないとは思いつつ、どうしたってSixTONESという概念の中心はジェシーで、ジェシーにしか証明できない説得力というものが存在して、ジェシーだから届けてくれる安心感があるから、team SixTONES は team SixTONESでいられるんだなと思います。
②”時の終わり”は何通りにも。
この曲を初めて聴いた時からSixTONESの英詞の歌いこなし本当にすごいことになってる…と思ったのが till the end of time のバリエーションの多さ。
どういうことかというと、私はこの曲の till the end of time (時が終わるまで) には大きく
そんな中 Everlasting には完璧に違和感のない譜割違いの till the end of time が何通りもあるのは本当にすごいなと。感覚的に正解を歌っていけるジェシーがいるのがすごいのはもちろん、SixTONESの楽曲にはネイティブの監修が確実に丁寧に入っている証だととても嬉しく思いました。
そしてそれを一緒に楽しんで、自分の世界まで一緒に広げていける team SixTONESだったらいいな〜と個人的には思います。だって翻訳者でもない私がこんなに英語の仕組みについて考えて言葉にすること、SixTONESのことがここまで好きじゃなかったら絶対やってない笑 単純に”好き!”という気持ちで満たされるだけでなく、新しく深めて探求して楽しめる世界を見せてもらえるのは本当に幸せです。
ここは good things の訳が難しくて、和訳だけ見ることも考えて” ”に頼ったのですが、個人的に意訳するなら
君とのいい思い出がみんな
もしくは
君が話してたいい思い出がみんな
でもありだなと思っています。good things は you said =”君が言った” good things ですし、それを反芻する方法が映像ではなく音声だけを記録するカセットテープなので、”君の声”で発されてる good だったことが大事だと思うのですが、それって別に言葉自体が素敵だったというより、いい思い出と紐づけられた言葉ならどんな些細なこともみんな good things だったのではないかなと。なので”君が言ってた素敵なことみんな”にはしたくなかったという経緯です。
そしてそういう good things が蘇る good times に巻き戻せたらいいのにと締めるのがこの最初のサビ…
2行目が特に大事な解説ポイントなのですが、まず、I need some fresh air / I need some space =”新鮮な空気が必要/もう少し空間が必要” という直接的な表現で関係性の息苦しさを指摘することは英語では頻繁に見られるフレーズです。なのでこの行からは、”君”が 余白や自由=呼吸するための酸素 を必要としていたこと、この主人公との間に息苦しさを感じていたこと、だけど今は解放されたこと、つまりもう一緒にはいないことまでわかる、という感じです。 それを”君”が呼吸しやすくなったのと同時に呼吸してないくらい傷ついてる自分と対比させることで伝える、切なさ倍増の構図。
それに加え get the air 自体に”(恋人に)拒絶される”という意味があります。このフレーズは He's broken hearted because he got the air from his girlfriend. みたいに振られた側が受け身で使うので この曲の中で You got the air とすると間違っているのですが、”関係性から解放されて空気/酸素を得たのが君”という直接的な意味と恋人同士の別れの話であるということを同時に表現するという意味で考えられたフレーズだなと思います。
あとは1行目に戻ると、 I can't breathe じゃなくて I'm not breathin' なことで、呼吸”できない”ではなく、呼吸”してない”になって深刻さが増すところが重くて好きです(重くて好きです)
そして最後の行は割と意訳。直訳したら”間違いはひとつ、でもひとつだけでも多すぎた”になります。one が too many =多すぎる わけないのに too many だと捉えられてしまうほど大きな間違いだったということがわかるフレーズです。というわけで日本語的には”されど”を使いたくて、この訳に落ち着きました。ここもまあ樹が似合うこと。
そしてジェシーに言われる lost and found がまあ良いこと。直訳すると”遺失物保管所”とか”落とし物コーナー”になってしまって激ダサなのでがんばりました。まだ無理があるけど。lost and found で”君”を探してるってことは”君”が僕のものだったことがあって、わざわざ探して取り返しにいくほど大切ってニュアンスが生まれるから大事な場所なんですけどね。日本語がダサい…
But you said "I'm out" の I'm out も訳が難しくて。使い方としては「もうやめるわ」とか「もう抜けるね」みたいな「やーめたっ」ってノリのことが多いのですが、歌詞にするとダサいので、”もう”を強調しつつ”君”が自ら離脱して その場にいないことを表現する形にしました。
そして次の You're worth so much more は Call me で出てきた You deserve so much more とほぼ同じ意味の、これまためちゃくちゃ日本語にしにくいけど素敵なフレーズです。直訳すれば "君はもっと価値がある”。しかも more と言っているということは明確な比較対象がある状態の”もっと価値がある”になるんですよね。だから ”君はあんなこと(・人=もしかしたら僕)に値するような人じゃない”というニュアンスが色濃くなります。Cassette Tapeくんほんとに何をやらかしたんだよ…
それをひっくるめた意訳に今回はしてみました。
'Cause you're not with me
Now I'm singing on my own
いつか君に love song
届くように
Yeah
もう君はそばにいないから
今歌う僕はひとり
いつか君にラブソングが
届くように
Yeah
ここは意味は割とシンプルな分、きょもほくの歌い方がたまらなく好き。ほっくんのそっと丁寧に言葉を置いていくような”いつか君に love song"と、大我さんの渾身の届ける力がこもった”届くように”。
訳すときに面白いのはここの bad things は good things と違って ”間違い”とか”言ってはいけなかったこと”みたいなニュアンスにスッと訳せるところ。樹が one mistake と言っているのも大きいですが、bad things の方が good things より遥かに範囲が狭まるイメージです。
大我さんの though が最後に来るのは樹の You didn't even wanna listen to them tho と同じタイプの逆接なので、”願って「は」いるよ”にしています。”願ってるけど”にする場合は4行目に though が来るのではなく、 But you're gone away になる方が自然なので”願いたくないけど願ってないわけじゃないんだ”って心情を「は」に込めてます。日本語ってすごい。
あとはスト破りのシーン。セリフはない時も葛藤する3人の演技が本当に細かい感情の変遷を表してて、特に肉眼でステージ全体を見渡せた29日は視野が広いままスト破り側とジャックたち側を見比べられたから感動がすごかった。Seize the Day の Forever Newsies って歌詞は原曲にはないみたいなんだけど、大我さんが中止の時に合言葉にしてくれてた言葉だったから初めて聴いた時はボロボロ泣いた。去年から日本版用にあった歌詞なんだとしたらニュージーズの引き寄せる運命は本当にすごいなと思うし、今年から加えられた歌詞なんだったらそれも素敵すぎるなと思う。
同じ Seize the Day 中に STRIKE の文字を舞台上でペイントするところも大好き。6年前くらいにロンドンでREDというマーク・ロスコの舞台(日本でも小栗旬がやってたらしくて調べてびっくりした)を観て衝撃を受けてから”舞台上で1回1回リアルなものを使う”シーンにどうしようもなく惹かれるようになって。だから実際に絵の具が使われるシーンはめちゃくちゃワクワクしたし大好きだった。ブロードウェイ版の新聞の上で踊るのもすごく楽しそうだったけど、情勢的にも新聞は投げられないし、日本版をやる上で変えなきゃいけない振りだったのかなと思うから素敵なアレンジだったと思う。
ニュージーズたちには、あんなにたくさんの人がいても、同じ想いや葛藤を同じ時間共有したことってこんなにも力強く形になるんだなってずっと見せてもらってた感覚だった。自分の物理的な距離ももちろん影響してたと思うけど、特に東京前楽の29日のニュージーズのシーンはどれも一際熱量が高くて、Once and for all とか特に、とんでもないエネルギーを真正面から浴びた。こういう時代にこそ、生のステージや人が歌って踊って演じるエネルギーが人に与える希望って計り知れないんだなって、エンタメはやっぱり不要不急じゃなくて essential なんだって、心の底から思えた。
あとジャックがいるとどうしても本能的にジャックばかりを追ってしまうので(担当の性)目が足りない時間を少しでも減らしてもらえるのはありがたかった笑 特に King of New York のキャサリンとニュージーズだけのところは足りない目をどうにか補う一番のチャンスですごく好きだった。魚の真似してるアルバートとか、「思い通りになる女の子!」って歌うフィンチに顔を顰めるキャサリンまで見えたのは本当に笑顔になった。
きっとコロナのせいで客席を縦横無尽に、とは行かないからからこその計らいなんだろうけど、そうやって制約があっても作品のエネルギーを損なわず、できるだけ直接的に伝える工夫が多くて好きだった。流石に双眼鏡で見つめてた大我さんが急に視界から消えて上に上がっていったときはびっくりしたけど笑 ”どこの席でも楽しませる”気持ちに櫻井担としてどうしても弱い部分があるので、2階席の人もきっと素敵な景色だったであろう Santa Fe は素敵だなと思う。