Chasing Diamonds

長文考察愛だだ漏れ系aimのぶろぐ。140字じゃ足りない愛は原石を追いかけて。

アイドルに会いに、フェスに行く。

 

SixTONESが初めて野外フェスに出演した。

生まれて初めて、バンドではなくアイドルに会いにフェスに行った。

 

「野外フェス」への憧れをたくさん言葉にしてくれる6人を見るたび、 邦ロックで命を繋いできたわたしがなんでこんなにもSixTONESを好きになったのか、答え合わせをさせてもらっていると幾度となく思ってきた。

しかも普段はあえて目標を作らないようにしているSixTONESが特にここ2年くらい、珍しくよく口にしていた願望が「野外フェスに出たい」ということだったと思う。正直”ドーム公演をやりたい”より聞いたり読んだりした記憶がある。

もちろん、それは大きな組織に属してるからこそワンマンの規模を大きくしていく方が簡単で、外部に出ていくことの方が難しいからだと思う。そういう事情もきっと誰よりも実感している6人だからこそ、言葉にすることの意味を強く自覚していたのだと思うし、その上で行動してくれてたと思うけど、そもそも挑戦したいと思う気持ちを”””アイドルとして”””持っているSixTONESが大好きで仕方なかった。

 

そんな中ついに実現したごぶごぶフェス出演。2024年5月12日。

 

待ちに待ったSixTONESの初野外パフォーマンスに一番感じたのは 

”熱” であり、 

”衝動” であり、 

”煌めき”  であり、 

何より ”積み重ね”  だったと思う。

それが本当に本当に嬉しくて幸せで堪らなかった。

 

『こっから』で始めてから『Special Order』『NAVIGATOR』『ABARERO -Dark Electro Rock Remix-』と続け、短いmcを挟んで『Imitation Rain』『マスカラ』『S.I.X』『Outrageous』『WHIP THAT』からの『アンセム』で締め括ったSixTONES

このとんでもないセトリをちゃんと振り返りたいと思う。

「ごぶごぶフェスティバル2024」2024/05/12 - YouTube

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まずセトリ以前にSEから勝負は決まっていた。

他のアーティストの時はなかったのに、観客が初めて目にしたのは袖でめちゃくちゃかっこよくステージの骨組みに寄りかかってる6人の姿。そこから舞台上に向かう歩みも映してもらって、そんな時間に欠かせないSEはこっからのイントロのアレンジのような音だった。

ワクワクを掻き立てるし、”アイドルだからこそ”の異次元なかっこよさも引き立てるし、それでいてSixTONESの歴史上一番聴かれている楽曲から派生した音。掴みとして満点。

 

そして始まった『こっから』。

爆発的なエネルギーを発しながら、目の覚める鮮やかな色合いを颯爽と着こなし、矢継ぎ早に言葉を放って、声質はいつもより硬派に、横に長いステージも終わりのない空間も歌とダンスでいとも簡単に掌握する。この世でいちばんかっこいいアイドルの登場だった。

最初のサビ前のソロパートで早速挨拶をして観客を煽った我ら自慢の末っ子は、やっぱりSixTONESの原点の”頭”だった。リーダーも務め上げた年に過去最高の視聴回数を誇る曲を主演ドラマ主題歌として勝ち取った森本慎太郎というひと。頼もしいにも程があった。

いざ曲を聴いてパフォーマンスを見るとぶち上がりすぎて楽しすぎて記憶が飛んでいるところも多いのだけど、『こっから』では間奏でステージの横幅いっぱいに広がってダンスで魅せたSixTONESの光景が本当に頭から離れない。圧倒的な歌唱力に甘んじることなく、”歌って踊るアイドル”としてかちこみに来たという気合い、そしてあんなに広い空間すらも”6人の身体だけ”で手中に収められることを早々に証明した6人。しかも雨が降り頻るつるっつるのステージで見せるあの足捌き。本当に圧巻でしかなかった。

アリーナはもちろん、ドームすらも狭く感じさせる6人だと初ドームの時点から思ってはいたけど、終わりのない野外においても”””ステージが狭い”””と思わせられたことはこれからもずっとSixTONESにワクワクさせてもらえる保証みたいだった。SixTONESにとって大きすぎるステージなんて、この世に存在しない。心からそう思える瞬間があるのってとんでもない幸せで期待で希望。

 

間髪入れずに始まってイントロから発狂してしまった『Special Order』。

個人仕事が忙しすぎる中、完走したばかりのツアーでやってない曲はデビュー曲くらいしかやらないんじゃないかと思ってたことを猛省した。あのステージには”初”に本気で懸けに来た6人しかいなかった。

ファンにとってはこの1年聴けていなかった待望の曲とはいえ、あくまでもアルバムの1曲でしかない『Special Order』。それを『こっから』というヒット曲の後、初めてSixTONESを観る人たちの心を絶対に離してはいけない2曲目という大事なポイントで選んだ理由は大きく2つあると思っている。

まずひとつ目はVVSでは惜しくもセトリ落ちしていた曲を復活させることで、一緒に”初”を体験しにきたファンのテンションをぶち上げられること。さらにそれがファンなら絶対に一緒にできる手振りがある曲なことで、出番早々に会場全体が手をあげる空気を促せること。実際会場内の相当な割合がスト担に見えたように、SixTONESは決して”完全なアウェー”の場にいるつもりはなかったと思う。いつも一緒に歩んでいるファンも一緒に、新たな場に一歩を踏み出してくれる意識が確実にあった。

でもそれと同時に、『Special Order』が選ばれていたということは「Haters come on!」を早々に掲げるSixTONESもいたということで。”Haters”、つまり”アンチ”を指す言葉はEXTRA VIPとかABAREROでもSixTONESの歌詞に出てくるけど、そういう存在を一番”””煽る”””のは間違いなく、「「「来いよ」」」と言い切っているジェシーがいるこの曲。圧倒的なダンスも魅せる直前にこのフレーズをかますジェシーの声を浴びて、”””だからこの曲なんだ”””と気づいた瞬間、本当に爆発して弾け飛ぶかと思った(まだ2曲目)。

京本担としてはやっぱり間奏明けの「No body stop」を大我さんの気合いのこもった声で聴けたこと、そしてそれが野外に響き渡る様も身体で記憶できたこと、一生の誇り。あのon eSTのライブ映像で映り込んでる樹と全く同じかそれを超えるリアクションをしっかりとって暴れた。これはライブ全編通してだけど、きっとSixTONESをよく知らない人にも”この子はあのメンバーが好きなんだな”ってわっかりやすい反応してたと思う。なんてったって野外フェスは自分の好きなように座席に縛られない空間でリアクションを取る場所だから。それを初めて許されて満喫しないわけがない。

 

『Special Order』と近いところもありつつ、いちばんセトリに入ったことが衝撃的だったのは次の『NAVIGATOR』だった。

シングルのジャケットがそうであるように、絶対に濃紺の空間にレーザーが飛び回る屋内の空間の方が映える曲なのに、初野外のまだ明るい時間にこの曲を連れ出したSixTONES

でもこれが3曲目だったことで、SixTONESは6人だけでなく、"team SixTONESとして”初めての場に挑んでいるんだという確信が持てた気がする。普段のツアーでも空を切り裂くペンラのキレがわたし比では『RAM-PAM-PAM』にも劣らないと思っている『NAVIGATOR』は野外の拳になろうと力強い同志たちの居場所を証明していた。めちゃくちゃ楽しかった。

加えて、『NAVIGATOR』を初野外の場でも大事にするSixTONESには2020年の「第二の初陣」を忘れないでいてくれてる6人を感じた。『音色』の売り上げのおかげでちょうど意識が向いていたことだけど、『NAVIGATOR』の時のteam SixTONESの気合いは本当に、樹が掲げてくれていた「第二の初陣」という言葉が相応しかった。もちろん、YOSHIKIさんとのかけがえのないご縁が生まれたImitation Rainだって唯一無二のデビュー曲だけど、6人と6人を大好きな人たちだけのためのデビュー日はコロナでの延期も乗り越えた『NAVIGATOR』の発売日に他ならない。だから4年経った今も記念すべき”初”の場にそういう曲を連れ出すSixTONESには、積み重ねを大事にしてくれる信頼しか感じない。

パフォーマンスとして印象的だったところで言うと、樹のラップ中も高音フェイクを入れてた大我さん。年数を重ねるにつれて新曲初披露の時点からソロパートはアレンジしがちな大我さんが大好きだけど、『NAVIGATOR』は初期の忠実に歌う印象の方が強い曲だからこそ、音源とは明らかに違う”ライブ”の要素に痺れた。しかも雨に打たれながら高音を響かせる姿は美しくて美しくて…どう考えても硬派でいかつい6人なのに、洗練された品も宿せる大我さんが心底好きだと改めて思った。

あとは雨でびしょびしょのステージで久しぶりのバク転なんて危ないことはしないよね?!さすがに?!と一瞬不安になる構えをしてからニヤッと笑ってダンスに戻ったたろぴ。あれはずるすぎるアイドルだった。あの気合いの入ったSixTONESならやりかねなかったなとも思うから、晴れてたら跳んだのかはちょっと気になるところではある。

 

今日は本気で盛り上げる気しかありません!!!という決定打の4曲目、『ABARERO -Dark Electro Rock Remix-』。

野外フェスで聴けて邦ロックオタク冥利に尽きたのは間違いなくこの曲だった。VVSでバンドと共に磨き上げ、最近はCDTVでの披露も経験しちゃったSixTONESのリアレンジ曲の出世頭。

ジェシーの「騒げ〜!」もこれ以上なくぴったりだったし、高音より圧倒的に良かった低音の音響が効いてて、後ろにいたロックフェスにもいく話をしてたお兄さんたちがまず最初に「これはジャニーズの認識変わるわ」って言ってたのはここだった。背中越しに聞いたのをいいことに勝ち誇った笑みを浮かべてしまった。

あと意外にもSixTONESの”アイドル力”を感じたのがこの曲でもあって。VVSでは悲鳴の嵐だった特大ほくじぇポイント、もちろん特大ほくじぇではあったんだけど、自分たちのライブほどの粘度というか湿度がフェスの場ではなかったように感じた。誰を一番のターゲットにしたパフォーマンスなのか、そしてそのターゲットの心を射止めるのはどんな魅せ方なのか、深く的確に理解して表現の舵取りをできるひとたち、どう考えたって至高のアイドル。

 

ここでやっと入ったmc。きっとこのタイミングで回復できる余地も作ることで、より全力で挑めたABAREROだったのかなとも思う。

大信頼の外交官樹のmcで「僕たちのことを知らない人も多いと思うので」って謙虚に自己紹介をする姿、本当に本当に大好きだった。あんなバッキバキにかっこいいパフォーマンスしておいて謙虚なんか!ってギャップで落ちた人、絶対いたと思うし、根本は心配性の繊細さんたちだからこそ集まった時の最強さを尊ぶ6人であることが伝わる入り口になった瞬間だったはず。これは出番後のバックヤードトークで「僕たち真面目なんで捌けてすぐ反省会してました」って言う大我さんと「緊張してギリギリまで今までやったことないくらい確認してました」って言う樹がいたこととも共通したタイプのうまさだった。

自己紹介トップバッターを担ったのが『こっから』でも始まりを告げたたろぴで、ちゃんとだが情で山ちゃんだったって客層にいちばん伝わりそう且つギャップを感じさせそうな情報を加えてたのも天才ムーブ。

初野外ででもジェシーの「盛り上がってます!」を聞けたことも地味に嬉しかったポイント。ちゃんと「ありがとう〜!」って返すVVS参戦済みオタクの声が遠くから聞こえたのもだいぶシュールで良かった。

 

X JAPANYOSHIKIさんにいただいた大事なデビュー曲をやらせてもらおうと思います」ってSixTONESにしか言えないし世代を超えて伝わるパンチラインを樹が抜かりなく伝えてくれて始まった『Imitation Rain』。

初野外で雨なんて残念だね、とは絶対に言わせないSixTONESがそこにはいた。しかも『Imitation Rain』を歌い終わったら少しずつ止み始めて、出番が終わる頃にはほとんど上がっていた雨。もう天候すら演出として操ってしまうSixTONESの物語性の強さをこれでもかと見せつけていた。

デビュー前から大事な日には大我さんの言う「恵みの雨」を降らせがちなSixTONESが、人生でたった1つのデビュー曲で”偽りの雨”を背負う意味を、初めて”本物の雨”を直に浴びながら魅せていた。絶対に絶対に忘れたくない景色。

 

常田さん認知度が100%であろう”ロックフェス”ではないし、盛り上げる曲でもないからやらない気がしていた『マスカラ』がこの後に続いたのもたまらなく良かった。

雨も滴る色気が6人全員にプラスされただけでなく、『Imitation Rain』の湿度とメロウさに寄り添いながらも後半へのギアを上げていく役割も担った『マスカラ』は本当にかっこよくて。

この2曲は京本担として最高に誇らしくて嬉しい曲でもあった。ワンハーフになった時の展開の鍵になるパートを大我さんが担っていること、それが大我さんが一際思い入れの強い”フェス”という場での出来事だったこと、本当に本当に嬉しかった。

 

後半戦の盛り上がりの狼煙を上げたのはペンラもうちわもない場所で絶対にやってほしかった『S.I.X』。本当に天才セトリ。

いつもよりイントロを伸ばしてクラップのレクチャーをしてくれた時点で、ここからは会場全体を圧倒させるだけじゃなくて取り込んでいくんだからな!という気概を感じられて本当に楽しかった。

mcまででSixTONESにしかできないかっこよさを思いっきり提示して、『Imitation Rain』と『マスカラ』で技術力の高さも見せつけて、その上で今度は音楽を通してみんなで一緒になりたいんです!という構成は本当に圧巻。

ここで羽織っていたシャツを脱ぎ捨ててタンクトップになったたろぴも良すぎて、出番後に書き殴ってあったメモには「たろえっぐい」って語彙力を失っているにもほどがある記載が残っている←

 

『S.I.X』で土壌を整えた上でいよいよクライマックスが始まることを察した『Outrageous』のイントロ。

SixTONESのライブでなら表情で魅せてくれる瞬間を”””観る”””時間がある曲だけど、慣れないカメラだったから基本引きであの圧倒的な運動量を眺めることになって、だからこそ自分も負けず劣らず暴れ倒したのは新鮮な経験だった。観るのだって楽しいけどこれもこれで楽しいに決まってる。

きょもしんの体幹の美しさに一際唸ったのもここだったと思う。(この辺から本当に楽しかった記憶が勝ちすぎているので前半との文章量の差は許してほしい)

 

そして畳み掛ける『WHIP THAT』。もうたろぴの「WHOOOOOO!!!」で爆笑しちゃった。あまりにも最高で。

ANNでも振り返ってくれてたけど、ラップの時、体感エリアもある方角のステージの端っこに身を乗り出して落ちるんじゃないかって勢いでラップをかます樹が抜群にカッコよかった。

普段は下半身に集中しがちな(笑)レクチャーコーナーで、誰でも手でやりやすい振り(ムキムキポーズみたいなのとワイパーみたいな動き)(伝われ)で統率を取ったジェシーさんはさすがわたしたちの王だった。あなたにずっと統べられていたい。

わたしはもちろん跳んでいたので(もちろん跳んでいたので)体感できなかったけど、ここで後ろのお兄さんたちが「揺れてる揺れてる笑」って笑ってたのも嬉しかった。SixTONES、ドームはおろか野外も揺らせます。

 

真逆の構成だったVVSを至上のセトリだと思い込んでいたばかりだったからこそ、『アンセム』で締めくくられたことは本当に熱い展開だった。

もう曲は知っている前提を期待できるからこそ、”一緒に声を出していいんだよ”の開幕が功を奏し、「こっから始まんだ」が胸を打つ相手だと見定めてくれたVVSのセトリ。それに対していちばん再生されているこれ以上ない名刺で開幕させて、目まぐるしい自己紹介を経た上でもう仲間だよ!の気持ちを残していったごぶごぶフェスのセトリ。

たった2曲を入れ替えるだけでこんなにも受け取り方もその効果も変わるのかと、そしてそれを的確に見定めたSixTONESたちはなんてかっこいいんだと、全力で拳を掲げながら幸せいっぱいだった。

みんな本当にずっと楽しい!!!って顔をしてたけど、特に『アンセム』の「列乱してく」のとこのしんじゅりは何回目でも向き合った笑顔がキラッキラで。VVSでは一緒に歌ってる姿が見れなかった曲でもあったからこそ、目に焼きついて離れない景色になった。

終始がなる量も多くてシャツのはだけさせ方も完璧で、”ロック”のモードに入り込んでることが明らかだった大我さん、「Turnin up 声上げろ」の後のフェイクは出し切る覚悟に満ちた聴いたことのない長さだった。Wow~って2、3小節多く歌いながら浴びるあの声、心に刻んである。

 

 

 

冒頭に書いたように”熱””衝動””煌めき”にも勝る”積み重ね”を感じたライブだったと言えるのは、特に前半戦の選曲を見た時、そしてセトリの全体像を把握した時だと思う。

ごぶごぶフェスでのライブはまず間違いなく、VVSというドームツアーを大成功させたSixTONESだったからこそ組めたセトリであり魅せられたパフォーマンスだと、わたしは信じて疑わない。

初めてのドームツアー、初めての360°ステージ、初めてのバンド。そんな難しい要素てんこ盛りのライブにおいて、至上最高とも言える楽しさと手応えを6人は感じてくれていた。ドームの規模でですら特別な機構ではなく生身の自分たちの身体がいちばんの武器になることを自覚し、最高のセトリを組んで観客との信頼関係を即座に音楽に反映させられる経験も勝ち取っていた。

それを新鮮に纏ったSixTONESが、確かにごぶごぶフェスのステージにいた。

だからこそ野外の会場でさえ狭く感じさせる力量があったし、6人だけじゃなくて6人のファンも一緒に新たな境地に行こうとしているような愛まで感じてしまった。

経験値が”言葉で先導する”技術に如実に反映されていた先輩方に言葉で立ち向かうことはせず、音楽の力を主軸に挑みにいく自信も、VVSで360°を音楽でひとつにした実感が反映されてたと思う。

 

 

そんな風に”初”の場でも今まで培ってきたものを確実に感じさせるSixTONESってつまりは”根拠のある自信”を魅せるSixTONESで。それって決して誰にでもできることではないからこそ、とびっきりのかっこよさだと思う。

そして今まで歩んできた道の延長線上に新たなかっこよさを見せてくれることで、今この瞬間の最高値すら、きっと根拠や糧にして新たな最高を更新してくれるって確信を持てるからずっとついていきたい存在。

 

 

わたしにとって邦ロックはずっと心の大事な場所を委ねている音楽のジャンル。その音楽の本拠地のひとつに愛してやまないアイドルが自分たちのアイドル像を極めた姿で出てきてくれたこと、初めてバンドじゃない存在を目的にフェスに行く経験をさせてもらったこと、本当に幸せだったし見届けられたことをずっと誇りに思って生きていきたい。

SixTONESの出番後に息を整えていたら背後から聞こえてきた「俺SixTONES好きかも」もずっと忘れない宝物。team SixTONESへようこそお兄さん。大好きなSixTONESの音楽が届いている実感を聞かせてくれてありがとう。

 

 

 

SixTONESの話はここまで。

もちろん目的はSixTONESだったけど、フェスであるからには醍醐味は普段聴かないアーティストのライブも見られたことで。どのライブもめちゃくちゃ楽しかったので記録しておく。

 

なんだかんだワンマン2回行ったことあるしフェスでもいたら絶対観るきゃりーちゃん。

最近の曲は全然追えてなかったのに、全部イントロでわかって一緒に歌えるしなんなら踊れるレベルの王道ソング目白押しでやってくれて最高だった。衣装もふわっふわで天才。

フェス慣れしてない観客を前にトップバッターって本当にすごいプレッシャーだっただろうし、きゃりーちゃんのホームやロックフェスでの盛り上がりを経験してる身としては終始盛り上がりの欠け方にごめん〜〜〜( ;;)ってなってたけど、その分わたしは周りのリアクションは何のそのでるんるんで踊った。めちゃくちゃ楽しかった。

そして「フェス初めての人〜!」って洗い出してから「ロックフェスだとこういう動きが定番!」ってレクチャーの時間をとってくれてたのはさすがの経験値だった。ロックフェスでもトップバッターか少なくともお昼の時間を任されることが多いきゃりーちゃんだからこそできる導き方。

みんなが一緒に歌ったり手あげたりした後に「てんきゅ!」って言うかわいすぎるきゃりーちゃんへの歓声の方が曲中の反応より大きい気がしたのは”キメポイント”に敏感なスト担が多かったからかなって。そこは嬉しかったな〜

mc序盤で「今回体感エリアっていう謎のエリアも今回はあるみたいで」「あっちにはモニターとかあるの?」「(体感エリアの声は聞こえないしライブエリアの観客もまだまだシャイで誰も応えない)」「え?シカト?笑」のシビアなきゃりーちゃんも最高だった。ふわふわファンタジーを実現できるのは芯の強いかっこいいレディだからなのです。大好き。自分の世界観を守りながら妊婦さんな身体も守る選択だったコーヒーカップチェアも天才の所業だった。フェス終わってからこの記事も読んでやっぱりすきなひとだなあと久しぶりに実感できてとってもとっても嬉しかったので再会に導いてくれたSixTONESに感謝。どうか健やかなママとベイビーでいてくれますように。

hanako.tokyo

 

有名曲のサビしか知らなかった湘南乃風。スト担の次にグッズ持ってるいかついファンの皆様が多かった気がする。愛だね。

転換の時点でデカデカと「「「湘南乃風」」」って書いてあるDJブースが出てきちゃってタイテバレしてたのはちょっと笑っちゃった。

いざ始まったライブはパブイメを裏切らない熱量でさすがとしか言いようがなく。あんなにタオル振ったの人生初だったけど楽しかった〜!”タオルを振る”という行為のポテンシャルをあんなに体感したの、シンプルに良い人生経験だった。みんな一度は体感した方がいい。

会場に合わせた歌詞アレンジがもりもりあるのもすごかったし、個人的にはあのアレンジの数々に見事に合わせるDJ技術も圧巻だと思った。百戦錬磨のチームワークでグルーヴ。

「俺らしつこいから早くタオル回さねえとSixTONESに会えねえぞ!」とか「ほらもうそこ地面にSixTONESって地面に書き始めちゃってんじゃないの?!」って煽りもあの”””陽”””の波動の兄さんたちだからこそできることでめちゃくちゃ笑った。

そしてただでさえ大盛り上がりな睡蓮花で黒めな兄さんたちの横に突然白くてもちもちなでかい人が先頭で出てきたのはめちゃくちゃびっくりした。あのタンクトップジェシー、本当にまっちろもちもちだった。たろぴがきちんと想いを伝えたからこそだと思うけど、クライマックスの「いっちゃってー!!!」のマイクを向けてもらってたのもキラッキラな思い出。小雨の5月だったなんて関係ない。あの瞬間、あの場所は間違いなく夏だった。メイクのピンつけっぱなしで出てきたこちさんと慣れない陽の波動の中でも楽しそうなほくちゃもかわいかった。イメージ的に親和性があんまりない大我さんとバチゴリにイメージが合う樹が出てきちゃったらどんなだったかも欲を言えば見たかったな。

 

湘南乃風の物理的な風で吹き飛ばされてたのかな?って雨雲が戻ってきてびしょびしょになってたステージ。そこでも厚底ブーツでバキバキに踊ってダンサーも従えて、雨の中ロングヘアーはためかせてたのがかっこよすぎた來未姐さん。出演後に出てきた時にはもっと動くのに理にかなった三つ編みのお団子になってたからこそ、パフォーマンスの時は気合いのロングだったんだなっていうのもわかって。タータン基調の衣装もすごいかわいかった。

盛り上げるだけじゃない『愛のうた』みたいなバラードも魅せてくれたからこそ、世代も超えて”””みんな聞いたことがある曲”””の力を一番感じたのはやっぱり來未姐さんのライブだった気がする。mcも経験値に加えてそもそもの関西ポテンシャルが高すぎて圧巻の面白さだった。

セトリの中では新しい曲だったのかな?ラストの曲がそれこそSixTONESが作りたいバキバキの強さと似た属性のめちゃくちゃかっこいい曲でぶち上がったのも楽しかった。その上で「このあとやばいのでてくんぞー!!!」ってSixTONESの予告を残して去っていってくれたの、まじ姐御。パッパラパーとのオフショもこれ以上ない理想図で最高でした。

 

 

 

改めて、たくさんの"初めて"に溢れた最高の1日だった。そして同時に、昔からの自分の"好き"を最新の自分の"好き"が迎えに行ってくれるような特別な時間でもあった。

それもこれもSixTONESのおかげ。大好きになってよかったと日々想いを深めてやみません。

色々あったものの結果的にはこれ以上なく"初野外フェス"としてぴったりな環境だったと思うから、これを経て"ロックフェス"に進出するSixTONESも心から楽しみ。

その日もきっと同じ空間で見届けられますように。

 

 

 

 

 

2024.5.19 aim